今月15日、デリバリー配達員3人は、エサ500袋を持って雲南省昆明市にある海■ダム(■は土へんに更)に足を運び、ネットユーザー約3000人の思いを込めて、ユリカモメにそれを与えた。そして、その様子を、ネットユーザーに向けてライブ配信し、「リモートエサやり」をサポートした。中国新聞網が報じた。
毎年11月から翌年3月にかけて、ユリカモメがロシアのシベリアから昆明市に飛来する。昆明の人とは30年来の「付き合い」になるこの「妖精」たちは、ずっと注目を集めてきた。
今年初め、新型コロナの影響で、海■ダムは封鎖となり、市民や観光客は実際に昆明に足を運んでユリカモメを観賞することができなくなった。関連当局がエサを与える係員を手配して、毎日500キロ以上のエサをユリカモメに与えたものの、全国各地のネットユーザーは、「シベリアからやって来た妖精たちがお腹をすかせているのでは」と心配の声を上げた。そのため、海■ダムが再開されて以降、デリバリープラットフォームは、ユリカモメに与える「エサ」のデリバリーを始めた。
また、冬が到来し、ユリカモメはまた例年通り昆明に飛来してきた。ユリカモメが冬を越すための栄養を十分に蓄えることができるようにと、デリバリー企業はエサのデリバリーキャンペーンを実施。ネットユーザー約3000人が転載し、「一緒にユリカモメの『リモートエサやり』をしよう」と呼びかけた。そして今月15日、デリバリー配達員がエサを持ってダムにやって来て、ネットユーザーの願いをかなえた。
デリバリー配達員の張四春さんは、「現時点で、ネットユーザー約3000人からエサをあげてほしいと注文があった。多すぎて1日ではやりきれないので、今日はとりあえず500袋。今後も配達員がやって来て、エサを与える」と話した。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年12月17日