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一番ダメな行動は「いつもそうしているから」

作者:佚名  来源:本站原创   更新:2015-2-12 10:11:46  点击:  切换到繁體中文

 


「木を見て森を見ず」は絶対ダメ


それでも「適性のある人」というのを分類するとしたら、「デキる経理」と言われる人は、分析が好きな人が多いように思います。経理業務は頭を使わずに仕事をしていたら、純粋な数字の積み上げ作業で終わってしまう場合もあります。分析好きの性格であれば、なぜ今回はこの数字になったのか、前回、前々回と比較してどうか、次回はどうなるのかなど、1つの数字で多角的に物事を考えることができます。


経理業務におけるチェック作業も、分析の1つだと思います。なんとなく、なるべき数字と違うと感じてチェックし直すと、処理が間違っていたり、現場からまだ資料が上がっていなかったり、ということが見つかる場合もあります。その勘が養われて年数を重ねると、「間違いが少なくなる」というのは確かだと思います。そこまで興味が持てない人は、ミスをしてしまっても結果数値を比較検討することをしないので、自分では気づきにくいのです。


そして、経理部はおおざっぱな人より、細かい人のほうが向いているというイメージがありますが、必ずしもそうとは言い切れません。


細かい人というのが、細部まできちんと数字をチェックできる人、という意味ならいいのですが、「自分のこだわりが細かい人」となってしまうとあまりよくありません。この資料の数字の端数は切り上げなのか切り捨てなのか統一してくれないと自分の作業に影響が出るから困るとか、自分本位の細かさになってしまう場合、関わっている周囲の人たちにとって仕事をスピード感を持ってやりづらくなる場面も出てきます。


また、経営者は月次決算や年次決算の際に、全てのデータが確定していなくても、おおよその状況を急いで知りたい場合があります。そのときに「最後の1枚まで入力しないと、答えられません」という経理担当者も案外多いのです。反映されていない請求書の金額を暗算で計算して、だいたいこれくらいの利益ですかね、という程度の回答でも経営者は十分なのですが、その部分の融通が利かないと、大局を見失ってしまい、本来必要とされている役割を果たせていないことになっているのではと思います。


経理社員は、「木を見て森を見ず」ではいけないのです。分析はあれこれ考えるのが好きで、リアルな数字はだいたいの数字でもきちんと現状認識ができる、そういう人が経理には向いているのではないでしょうか。




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