群馬県警捜査2課は19日までに、渋川市発注の電気設備工事で入札情報を漏らしたとして、官製談合防止法違反などの疑いで、副市長飯塚寛巳容疑者(61)ら3人を逮捕するとともに、渋川市役所などの関係先を家宅捜索した。
ほかに逮捕したのは、工事を落札した前橋市の電気設備工事会社社長、菅谷玄(71)と、同社営業部長、黒岩好章(57)の両容疑者。県警は3人の認否を明らかにしていない。
逮捕容疑は2013年5月、条件付き一般競争入札で市が発注した給食調理場の電気設備工事を巡り、飯塚容疑者が最低制限価格約1億3800万円を菅谷容疑者に漏らし、落札させた疑い。
県警によると、入札には4社が参加。菅谷容疑者の会社が最低制限価格を2千円上回る価格で落札した。〔共同〕