日本航空は12日、ブラジルのTAM航空が自国と米国、欧州間で運航する国際線の一部の便で、25日に共同運航を始めると発表した。日航は2010年の成田―サンパウロ線撤退以降、米アメリカン航空との共同運航でブラジルまでの座席を確保してきた。TAMと組むことで、米国経由に加えて欧州経由でもブラジル渡航が可能になる。
共同運航する国際線はニューヨーク経由でサンパウロ、リオデジャネイロを結ぶ2路線と、ロンドン、パリ、フランクフルトを経由してサンパウロに向かう3路線だ。
日航は25日以降、サンパウロとリオデジャネイロを発着するTAMのブラジル国内線でも共同運航を始め、ブラジリアやサルバドルなど計13都市に路線網を広げる。