【NQNニューヨーク=横内理恵】12日の米株式相場は大幅反発した。ダウ工業株30種平均の終値は前日比259ドル83セント(1.5%)高の1万7895ドル22セントだった。上げ幅は2月3日以来ほぼ5週間ぶりの大きさだった。前日までの2日間で相場が大きく下げていたため、戻りを期待した買いが入った。この日の経済指標を受け、米連邦準備理事会(FRB)が利上げを急がないとの見方が浮上したことも買いを誘った。
2月の米小売売上高が前月比で0.6%減り、自動車や同部品を除いたベースでも0.1%減った。ともに増加の予想に反する結果となった。米北東部で例年より冷え込みが厳しかったことなど天候要因が影響したとの見方も出たが、FRBが早ければ6月にも利上げするとの観測をやや後退させた面があった。
金融株の上げが目立ったことも相場を押し上げた。FRBは前日夕に米大手金融機関31社の資本計画を審査した結果を発表。FRBが資本計画を承認したのを受けて増配や自社株買い/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EBE0E7E4E2E3E5E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NXを発表したJPモルガン・チェースやゴールドマン・サックス、ウェルズ・ファーゴなどが買われた。
ハイテク株比率が高いナスダック/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EBE2EAE2E2E3E5E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX総合株価指数は同43.349ポイント(0.9%)高の4893.290で終えた。
業種別S&P500種株価指数(全10業種)では、「金融」や「一般消費財/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EBE6E4EAE2E3E5E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX・サービス」など9業種が上昇。「エネルギー」が下げた。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約7億5000万株(速報)、ナスダック市場は約18億1000万株(同)だった。
ヘリコプター事業のスピンオフ(事業の分離・独立)を検討すると発表した機械・航空機関連のユナイテッド・テクノロジーズが上昇。四半期決算/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EBE3EAE3E2E3E5E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NXが増収増益だったディスカウントストア/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EBEAEBE1E2E3E5E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NXのダラー・ゼネラルも高い。