【ワシントン＝共同】アーネスト米大統領報道官は20日の記者会見で、多数の死者を出したイエメンの首都サヌアの自爆テロについて、過激派組織「イスラム国」が関与したかどうか「現時点で明確な証拠はない」と述べた。チュニジアで日本人観光客らが殺害された博物館襲撃テロに関しても「同じ事が言える」とした。

アーネスト氏は、モスク（イスラム教礼拝所）での自爆テロを「米国は強く非難する」とした上で「礼拝中の市民にいわれのない攻撃をしたテロリストの残忍さは容認できない」と強調した。

イエメンの自爆テロでは、イスラム国が運営するラジオ局が同組織から犯行声明が出たと報じていた。