労働組合を束ねる連合は26日、2015年の春季労使交渉の第2回回答集計をまとめた。定期昇給とベースアップ(ベア)を合わせた賃上げ額の平均は7136円と、前年の第2回と比べて502円増えた。賃上げ率にすると2.36%と0.13ポイント上がった。
1227の組合が経営側から受けた回答をまとめた。7月にまとめる最終集計の2割ほどにあたる。連合は今年、4%以上の賃上げ率を統一要求として掲げている。
第2回集計では中小企業の割合が増えたため、第1回の回答集計(7497円、2.43%)より賃上げの額も率も下がった。中小企業ではもともとの給与水準が低いうえ、大企業のような思い切ったベアに踏み切る体力がないためとみられる。