名古屋地方気象台は30日、名古屋市内で桜(ソメイヨシノ)の満開を観測したと発表した。平年より4日早く、昨年より1日早い。桜の名所、鶴舞公園(名古屋市昭和区)は同日午後、大勢の家族連れや学生らでにぎわい、本格的な春の訪れを満喫していた。
同気象台によると、名古屋では午後3時前に21.9度と今年の最高気温を記録。汗ばむような陽気のなか、鶴舞公園ではコートを脱いだり、日傘を差したりして散歩する人の姿が目立った。
桜の下で花見を楽しむ人たちも見られ、友人と訪れていた同市千種区の男子大学生(21)は「暖かくて、桜に囲まれて最高の気分。ご飯もお酒もおいしいです」と満足した様子だった。