11日午前3時半ごろ、東京都北区赤羽西の木造2階建てアパートから出火し、1階と2階の計約100平方メートルが焼けた。警視庁赤羽署などによると、住人とみられる60~80代の男性4人が病院に搬送され、1人は全身にやけどを負って死亡、2人が煙を吸って意識不明の重体となった。同署は身元の確認を進めるとともに出火原因を調べる。
赤羽署や東京消防庁によると、死亡したのは1階に住む80代の男性とみられ、アパート前の路上で倒れていた。
ほか3人は60~70代とみられ、1階と2階の部屋からそれぞれ搬送された。いずれも煙を吸ったことによる一酸化炭素(CO)中毒の症状があるという。
現場はJR赤羽駅の南西約1キロの住宅街。近所に住む女性から「アパートが火事になっている」と110番があった。消防庁によると、消防車26台が出動し、火は5時間後に消し止められた。