鹿児島地裁が九州電力川内原子力発電所（鹿児島県薩摩川内市）の再稼働を差し止める仮処分申請を却下したことで、九電は財務内容の一段の悪化をひとまず回避できそうだ。「経営の必達項目」（同社幹部）とする2016年３月期の黒字転換を実現するために、今後は当初の想定通り、７月の再稼働を目指して準備作業を進める。
川内原発１号機と２号機が再稼働すれば、月200億円程度の収支改善効果がある。九電は15年３月期の…
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