【ニューヨーク=蔭山道子】米日用品大手のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が23日発表した1~3月期決算は、純利益が前年同期比17%減の21億5300万ドル(約2600億円)だった。ドル高の影響が大きく、売上高は181億4200万ドルと8%減った。事業切り離しに伴う評価損の計上も利益を押し下げた。
1株利益は0.75ドル(前年同期は0.90ドル)で市場予想を下回った。
出荷数量は世界で2%減少した。香水やスキンケア用品を扱う美容部門の落ち込みが目立った。5つある主要部門のうち4部門で値上げを進めたが、ドル高や販売数量減少の影響を補いきれなかった。