今年の長良川鵜飼の開始を5月11日に控え、岐阜市や岐阜観光コンベンション協会(岐阜市)が、鵜飼をゆったり見学できる新たなコースを打ち出した。専用船の乗船者の上限を、従来の8割に設定。長良川の天然アユの入ったお弁当を楽しみながら、迫力ある鵜飼を楽しめるようにした。
これまでも弁当付きのコースはあったが、「もう少しゆったりした座席で見たい」といった利用者からの声にこたえたという。料金は中学生以上が8000円(税込み)、3歳から小学生までが6000円(同)。
「長良川の鵜飼漁の技術」は3月、国の重要無形民俗文化財に指定された。岐阜市は今年度の鵜飼観覧船の乗船者数の目標を、14年度実績比で12%増の11万5000人としている。