環境省は27日、今シーズンのスギとヒノキの花粉の飛散は、最も終息が遅い東北地方で5月上旬に、その他の地域は4月下旬までに終息するとの予測を発表した。
例年と比べ、総飛散量は東北地方でやや多かったが、甲信、北陸地方は例年並みだった。関東、東海、近畿地方ではやや少なく、中国、四国、九州地方は少なかった。
同省によると、スギの花粉の飛散は関東から九州地方にかけて既に終息しているか、飛散量が大きく減少しており、4月下旬までにおおむね終息する。東北地方は大雪の影響で例年よりやや遅く、5月上旬に終息する。
ヒノキの花粉の飛散は、関東、東海、中国、近畿地方の一部ではやや多い状態が続いているが、九州、四国地方の一部では既に終息している。その他の地方でも、4月末までには終息する見込みという。〔共同〕