【北京=島田学】超党派の日中友好議員連盟の高村正彦会長(自民党副総裁)らが4日訪中し、北京市内の釣魚台迎賓館で中日友好協会会長の唐家璇元外相と会談した。6日までの滞在中に中国指導部とも会談を調整しており、安倍晋三首相と中国の習近平国家主席との2度の会談を踏まえ、関係改善の流れを加速させたい考えだ。
中国側との一連の会談では、安倍氏が今夏に発表する戦後70年談話など歴史認識問題が話題となる。中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)を巡っても意見交換するとみられる。
訪中団には民主党の高木義明国会対策委員長、公明党の北側一雄副代表らも参加した。高村氏ら日中議連は昨年5月にも訪中し、中国共産党序列3位の張徳江・全国人民代表大会委員長と会談した。