【NQNニューヨーク=神能淳志】4日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸した。終値は前週末比46ドル34セント(0.3%)高の1万8070ドル40セントだった。欧州の株高を背景に投資家心理が改善し、米株式相場にも買いが及んだ。米主要企業の業績に対する警戒が一服していることも相場を引き続き支え、ダウ平均は上げ幅を109ドルまで広げる場面があった。
4日発表されたユーロ/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3E5EBE7E5E2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX圏の4月の製造業購買担当者景気指数(PMI)確報値は速報段階から小幅に上方修正され、欧州の景気先行きへの警戒が緩んだ。英国市場が休みのなか、ドイツなど欧州主要国の株価指数が軒並み上げ、米株式でも買いが優勢となった。休場の日本を除いて中国・上海などアジアの株式相場が総じて上げたことも米株式への買いを後押しした。
調査会社トムソン・ロイターによると、米主要500社のうち1日までに四半期決算/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EBE3EAE3E2E3E5E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NXを発表した企業の約7割で収益が市場予想を上回ったという。外国為替市場でのドル高などが業績を圧迫するが、収益の落ち込みに対する過度に悲観的な見方が後退していることも米株式相場の買いにつながった。