日本経済新聞社は12日、100%子会社の日本経済新聞デジタルメディア(日経DM)を7月1日付で吸収合併することを決めた。日経本社は子会社の記事・数値データベースを取り込み、顧客のニーズに合ったサービスを機動的に開発・提供できるようにする。
合併後、日経DMは「デジタルメディア局」に組織を改める。記事・数値データベースを一元的に管理し、日経本社のほか、グループ各社がデータを幅広く利用して既存サービスを強化したり、新しい商品を開発したりする。
日経DMは2007年に発足。記事情報や企業情報を検索できる「日経テレコン」のほか、企業財務、証券市場、マクロ経済など幅広い分野の経済データを提供するデータベースサービス「NEEDS」、企業や業界の情報分析サービス「日経バリューサーチ」などを手がけている。