タカタ製エアバッグの欠陥問題で、トヨタ自動車や日産自動車、ホンダなどが2004年以降に生産した車を追加リコール(回収・無償修理)したことを受けて、太田昭宏国土交通相は15日の閣議後の記者会見で「他の自動車メーカーにも同様の措置を検討するよう指示する」と表明した。
トヨタ、日産、ホンダ(海外の現地法人含む)、ダイハツ工業は14日までに、主に04~07年製を対象とする計約360万台のリコールを届け出た。それ以前のリコール対象車は主に00~03年製。14年11月に岐阜県の解体工場で03年製の車のエアバッグが異常破裂したことを受け、原因究明のための「予防的措置」としてリコールの範囲を広げた。