19日午前の東京外国為替市場で、円相場は続落した。12時時点では1ドル=119円95~98銭近辺と前日17時時点に比べ20銭の円安・ドル高水準で推移している。前日のニューヨーク市場で米長期金利の上昇による日米金利差拡大を見込んだ円売り・ドル買いが優勢となった流れを引き継いで始まった。その後、散発的な持ち高調整の円買い・ドル売りでやや下げ渋る場面があったが、日経平均株価が久しぶりに2万円の大台を取引時間中に回復したことを意識した円売りを誘った。
9~12時の円の安値は120円04銭近辺、高値は119円86銭近辺で、値幅は18銭程度だった。
円は対ユーロで反発した。12時時点では1ユーロ=135円52~55銭近辺と同88銭の円高・ユーロ安水準で推移している。対ドルでのユーロ売りにつれて、対円でもユーロが下げ基調をやや強める展開になった。
ユーロは対ドルで反落した。12時時点では1ユーロ=1.1296~99ドル近辺と同0.0094ドルのユーロ安・ドル高水準で推移している、前日の海外市場で、米長期金利が欧州主要国よりも大きく上昇し、欧米金利差が広がるとの見方からユーロ売り・ドル買いが優勢だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕