御嶽山(長野、岐阜県)の噴火で昨年9月から営業を見合わせ、冬季休業に入っていた「御岳ロープウェイ」(長野県木曽町)が6日、運行を再開した。1便目の出発前には、職員らが犠牲者に黙とう。
例年、5月下旬に再開するが、火山灰が降り注いだゴンドラの点検や清掃に追われ、遅れた。
木曽町は5日、6合目までだった入山規制を、7合目の行場山荘手前まで緩和した。ロープウエー終点の飯森高原駅から行場山荘まではシラビソの群生林で散策を楽しめる。駅の近くには高山植物園もある。
噴火を受け、駅周辺にヘルメットやマスク、水を常備した。営業再開前の4日には消防などと避難訓練を実施した。〔共同〕