安倍晋三首相は8日、サミット後に記者会見し、ウクライナ危機に関連して「対立は対話をやめる理由にならない。プーチン大統領との対話は続けていく」と意欲を示した。プーチン氏来日について「北方領土問題を前に進めるためにも適切な時期に実現したい」と述べた。
来年のサミットにプーチン氏を呼ぶかどうかには「現時点では意味のある議論はできない」と指摘。「ロシアは責任ある国家として様々な課題に建設的に関与してもらいたい」とも語った。
ウクライナ危機について「G7が連帯し、ウクライナの安定を支持する方針は揺るぎない」と強調。ウクライナ政府軍と親ロシア派の戦闘に関連して「すべての当事者が停戦合意を履行すべきだ」と訴えた。