甘利明経済財政・再生相は30日朝の閣議後の記者会見で、ギリシャの国際通貨基金(IMF)への融資返済の期限が30日に迫り、債務不履行(デフォルト)の懸念が高まっていることについて「経済規模が大きくないということで、影響を過大評価しない方がいい」と述べた。
甘利経財相は「欧州連合(EU)側もギリシャも、お互いどうソフトランディング(軟着陸)させるか知恵を出してもらいたい。両方が突っ張っていると、両方にとっていい結果にならない」と指摘。「世界はあまり右往左往せず、冷静に注視していくことが必要」との見方を示した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕