【ニューヨーク=河内真帆】米衣料品ダナ・キャラン・インターナショナル(DKI)は30日、製造販売するブランド「ダナ・キャラン」から創業者でチーフ・デザイナーのダナ・キャラン氏が退任すると発表した。キャラン氏の後任は置かない。ファッションショーやライセンス商品以外の製造を中止する。
1948年にニューヨーク市で生まれたキャラン氏は、80年代に「新しい女性のための衣料品」とのうたい文句でダナ・キャランブランドを設立した。ラルフ・ローレン、カルバン・クラインと並ぶニューヨークの三大デザイナーの一人として一時代を築いた。
DKIは仏LVMHモエヘネシー・ルイヴィトンの傘下で、廉価で若めの顧客層を狙うDKNYとダナ・キャランの2本軸で運営していた。