ジャスダック上場の精密機器会社「石山GatewayHoldings」(東京・港)の決算を粉飾したとして、東京地検特捜部は6日、元社長の三木隆一容疑者(68)=金融商品取引法違反(偽計)罪で起訴=と法人としての同社=同=を同法違反(有価証券報告書の虚偽記載)罪で追起訴した。
同容疑で逮捕した元常務の深井憲晃容疑者(45)=金商法違反(偽計)罪で起訴=は、「関与が従属的だった」として不起訴処分にした。
起訴状によると、2014年9月、同年6月期決算で架空の発電機取引をもとに約10億円の売上高を水増しするなどした虚偽の有価証券報告書を提出したとされる。
この発電機取引に絡み、特捜部は6日、消費税など計約1200万円を免れたとして、発電会社代表取締役の岡登和得被告(55)=詐欺罪などで起訴=を消費税法違反罪などで追起訴した。