身体障害者のふりをして介助を求め、10代の少女をトイレに連れ込みわいせつな行為をしたとして、大阪府警捜査1課は11日、堺市中区見野山、介護職員、奥野正人容疑者(39)を準強制わいせつと監禁などの疑いで逮捕した。同課によると、「わいせつなことをするつもりはなかった。障害はないが、腰や腕が痛かった」と容疑を否認している。
逮捕容疑は6月13日午前、大阪府大阪狭山市の店舗で、身体障害者を装って「1人では用を足せないので手伝ってほしい」と来店した少女に声をかけ、約150メートル離れた別の店舗の多目的トイレに誘い込みわいせつな行為をした疑い。
奥野容疑者は堺市内の老人ホームに勤務。現場の店舗付近の防犯カメラには、奥野容疑者とみられる男が左腕をだらりと下げ、片足を引きずるようにして少女と歩く姿が映っていた。同容疑者はトイレから出た後、ミニバイクで逃走したという。
付近では今年に入り同様の被害が4、5件相次いでいるといい、同課は関連を調べている。