千葉県警は4日、昨年5月に生後2カ月だった長男の右腕を折ったとして、傷害の疑いで、同県市原市、父親の無職、内田翔大容疑者(23)=道交法違反罪(無免許運転)などで公判中=を逮捕した。「やっていません」と容疑を否認している。
長男は同11月、自宅で頭にけがをして救急搬送され、死亡した。司法解剖の結果、硬膜下血腫により脳が損傷したとみられる。県警はこのけがにも内田容疑者が関わったとみて詳しく調べる。
逮捕容疑は昨年5月25日、千葉県市原市八幡の内田容疑者の妻(22)の実家で、当時生後2カ月だった長男の賢大ちゃんに暴行し、右腕を骨折させた疑い。
県警によると、翌26日から中央児童相談所(千葉市)が賢大ちゃんを保護したが、10月3日、親元に戻した。11月6日、賢大ちゃんの意識がないことに気付いた妻が119番。同日、死亡した。
消防から連絡を受けた県警が捜査を開始。賢大ちゃんの死後、一時内田容疑者の行方が分からなくなったが、県警は市原市内で無免許運転をしていた容疑者を発見、同16日に逮捕した。〔共同〕