政府・与党は安全保障関連法案の参院での採決をめぐり、自衛隊の海外派遣を国会で事後検証することなどを付帯決議に盛り込む方針だ。日本を元気にする会、次世代の党、新党改革の野党3党が参院に提出した修正案の一部を採り入れ、参院採決での協力を期待する。ただ野党側は自衛隊・米軍両幹部の会談記録とされる文書などに反発を強めている。
安保法案について政府・与党は条文の修正には応じず、原案のまま採決する方針をすでに固めている。会期末を27日に控え、参院で法案を修正しても、衆院に戻して改めて可決するだけの時間的余裕がないためだ。