東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)の再稼働を判断する前提として、県が独自に進める原発事故の検証をめぐり、検証組織のトップが朝日新聞の取材に応じ、米山隆一知事が1期目の任期を終える2020年10月までに報告書を提出する考えを示した。次期知事選の前に、米山知事が再稼働の是非を判断する可能性が出てきた。 今月16日に初会合があった検証総括委員会の委員長で名古屋大名誉教授の池内了氏が明らかにした。 16年10月の知事選で初当選した米山知事は、再稼働に同意するかどうかを判断するためには福島第一原発事故の検証が必要とし、期間は「3~4年かかる」と述べていたが、時期は明言していなかった。就任後、前知事時代からあった技術委員会に加え、健康・生活委員会、避難委員会を設置。三つの委員会をまとめる検証総括委員会が発足していた。 池内氏は「知事の公約で立ち上がった検証委員会なので、任期を終える前に検証作業でわかったことや課題を総括する必要がある」と述べ、米山知事が任期中に再稼働の是非を判断できるよう委員会での検証を進めると話した。選挙を考慮し、報告書は20年夏ごろまでにまとめる見通し。 国の原子力規制委員会は昨年12月、柏崎刈羽原発6、7号機について、新規制基準を満たしていると認める審査書を決定。東電は地元の同意を得た上で再稼働する考えを示している。(高木真也、小川裕介) |
新潟県独自の原発事故検証、委員長「知事任期中に結論」
新闻录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语
相关文章
「華竜1号」福清原発6号機、冷態機能試験に成功
第3世代原子炉「華竜1号」、世界初号機が送電に成功
第3世代原子炉「華竜1号」、欧州のEUR認証を獲得
中国、「スマートロケット」関連技術を初めて検証
環境団体「福島第一原発の放射性同位体含む処理水はDNA損傷」と警告
日本が福島原発汚染水を海洋放出へ 中国外交部「慎重な決定を」
中国の国産第3世代原発「国和1号」が正式発表
国連特別報告者、原発処理水の海洋放出で日本政府に慎重な検討を促す
中国第3世代原子炉「華竜1号」の1号機、年内に稼働開始へ
重力波探査技術実証衛星「天琴1号」、軌道上の技術検証を完了
時速160キロ!中国初の商用リニア2.0版の時速検証テスト成功
GK東口、気遣い忘れず ミスした川島とプレーの検証
「原発30キロ自治体と協議」の提案否決 九電株主総会
特定秘密の運用は「適正」、420件廃棄も妥当 内閣府
東海第二原発、近く新基準「適合」へ 規制委が設備視察
廃炉原発にも独自に課税、広がる 4県で年11億円
トルコ原発「全員の意見が一致しないと」 三菱重工社長
玄海原発4号機が再稼働、6年半ぶり 九電4基態勢へ
与党支持でも再稼働には慎重 花角氏、前知事の方針継承
新潟知事選、自公系の花角氏が初当選
中間貯蔵の候補地、青森は「対象外ではない」 関電社長
福島を撮る、山本美香さんと重なる 記念賞に記録映画
新潟知事選、無所属の3氏が届け出 原発再稼働など焦点
新文書、首相ら答弁との食い違い検証 浮かぶ官邸主導
新潟知事選、与野党激突へ 再稼働が焦点 参院選占う










