自民党総裁選が8日午前、告示され、安倍晋三首相(60)が無投票で再選した。任期は2018年9月までの3年間。出馬を検討していた野田聖子前総務会長(55)は立候補に必要な推薦人20人が集まらず、出馬を断念した。首相は来週にも安全保障関連法案を参院で採決して成立させる方針。そのうえで10月上旬にも内閣改造・党役員人事に踏み切る見通しだ。
立候補受付は午前8時から自民党本部で始まり、首相陣営が届け出。ほかに届け出はなく、首相の再選が無投票で決まった。
首相陣営はこれに先立ち、首相官邸近くのホテルで出陣式を開き、首相は「皆さんの支援を力に変えて結果を出すことでその責任を果たしたい。国民のために全力を尽くす」と表明した。首相は経済を最優先して政権運営に当たる方針だ。