【エルサレム=共同】イスラエル治安当局などによると、エルサレム旧市街にあるイスラム、ユダヤ両教徒の聖地「神殿の丘」近辺で13日、パレスチナ人とイスラエル治安当局が衝突した。死者や重傷者はいないもよう。ロイター通信などが報じた。
神殿の丘は、過去に双方による大規模衝突の引き金となったこともある場所。13日はユダヤ教徒が新年を迎える日に当たっており、治安当局は警戒を強めている。
治安当局は催涙ガスや閃光弾を使用、パレスチナ人は投石するなどした。イスラム教礼拝所「アルアクサ・モスク」の窓が破損したり、カーペットが焼けたりしたという。
昨年夏のイスラエルとイスラム原理主義組織との大規模戦闘後も、エルサレムなどではイスラエル側とパレスチナ側の衝突が続いている。