東京都内のJR東日本の施設で不審火が相次いだ事件で、威力業務妨害容疑で逮捕された野田伊佐也容疑者(42)が「まだやるつもりだった」と供述していることが17日、警視庁捜査1課への取材で分かった。同課は同日、野田容疑者を威力業務妨害と器物損壊の疑いで送検した。
同課によると、野田容疑者は8月以降に発覚した不審火7件のうち大半について関与を認めている。5月と7月にも北区の踏切脇で靴下やごみが燃える不審火があり、同課は同容疑者が関与した疑いがあるとみている。
捜査関係者によると、野田容疑者は「5月ごろからやっていた」と話しているという。
野田容疑者は、8月23日にJR東の品川変電所(品川区)の敷地内で火をつけた疑いで逮捕された。