三重県朝日町で2013年8月、中学3年の女子生徒(当時15)が死亡した事件で、強制わいせつ致死、窃盗罪に問われた元少年(20)の控訴審判決で、名古屋高裁は17日、懲役5年以上9年以下の不定期刑とした一審・津地裁の裁判員裁判判決を支持、検察側の控訴を棄却した。
一審判決は「身勝手な行為によって15歳の被害者の尊厳が踏みにじられた」などと指摘。求刑を1年下回る懲役5年以上9年以下の不定期刑を言い渡した。
検察側が量刑を不当として、控訴していた。
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