西日本旅客鉄道(JR西日本)岡山支社は17日、観光列車を導入すると発表した。岡山駅と津山駅を結ぶ津山線では昭和30~40年代をモチーフにした車両を走らせる。2016年春の大型観光イベント「晴れの国おかやまデスティネーションキャンペーン」に合わせて運行を始める。
津山線では「みまさかノスタルジー」という名称で運行する。2両編成の気動車を改装。国鉄時代に採用した朱色とクリーム色のツートンカラーに塗り直す。青いシート、瓶ジュース用の栓抜きなど昭和時代のレトロな内装を取り入れる。
岡山駅と宇野駅を結ぶ宇野線(16年春から愛称が宇野みなと線に)では「ラ・マル せとうち」を運行する。社内に自転車を置くスペースや地域の特産品を扱うカウンターを設ける。瀬戸内沿岸でサイクリングをする観光客や、来年開催する瀬戸内国際芸術祭の会場に向かう客に電車の旅を楽しんでもらう。