東武鉄道は18日、関東・東北水害の影響で一部運休していた日光線と鬼怒川線の運行を9日ぶりに再開した。19日からの大型連休(シルバーウイーク)に間に合わせた。両路線は日光・鬼怒川温泉と東京都内を結んでいる。
再開第1号となった下りの特急スペーシアは、定刻より5分遅い午後5時3分に鬼怒川温泉駅に到着。乗客の男性(27)は「鬼怒川線が再開しなければ、ほかの旅行先を探そうと思っていた」と笑顔で話した。
19日からは東日本旅客鉄道(JR東日本)との乗り入れも再開する。9日夜から、日光線は一部区間、鬼怒川線は全線で運転を見合わせていた。
また鬼怒川の堤防決壊で大きな被害が出た茨城県常総市を通る関東鉄道常総線でも18日、運休していた水海道(常総市)―守谷(同県守谷市)の約8キロの運行が再開された。