4日の東京株式市場で日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険の郵政グループ3社が新規上場した。3社とも買い気配で始まり、日本郵政とゆうちょ銀が9時半すぎ、かんぽ生命が10時すぎにいずれも売り出し価格(公開価格)を大幅に上回る初値を付けた。
日本郵政グループ3社が東証第1部に上場し、証券会社の電光掲示板に表示される初値(4日午前、東京都中央区)
日本郵政は9時33分に売り出し価格(1400円)を231円(16.5%)上回る1631円で初値を付けた。寄り付き/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EAE7E5EBE2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX時点の売買高は3491万4700株だった。ゆうちょ銀も同じ9時33分に売り出し価格(1450円)を230円(15.9%)上回る1680円で初値を付けた。寄り付き時点の売買高は3359万2400株だった。
かんぽ生命は10時6分に売り出し価格(2200円)を729円(33%)上回る2929円で初値を付けた。寄り付き時点の売買高は794万株だった。
売り出し価格を大幅に上回る初値を付けた郵政3社の上場について「個人投資家からの人気の高さを証明した」(丸山俊・BNPパリバ証券日本株チーフストラテジスト)との見方が多い。丸山氏は「短期で値幅を狙う個人の売り買いも多く、初値を付けた後も売買が膨らんでいる。しばらくは個人の人気を集め、郵政3社の売買が盛り上がりそうだ」とみていた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕