三井不動産の佐藤雅敏取締役は6日に開いた決算発表記者会見で、傘下の三井不動産レジデンシャルが販売した横浜市のマンションが傾いている問題について「現在の決算にその点は織り込まれていない」と話した。原因究明や対応策が定まっておらず、予想される費用などが固まらないため。2016年3月期の業績予想についても「修正の見通しも立っていない」として従来予想を据え置いた。足元で業績への大きな影響を示すデータはないとするものの、今後については「影響が生じる可能性はあると思っている」と話した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕