【米州総局】米林業大手、ウェアーハウザーは8日、同業の米プラム・クリークを買収すると発表した。ロイター通信などによると、買収金額は約84億ドル(約1兆円)。両社の持つ森林は計1300万エーカー(約5万2千平方キロメートル)になり、買収が成立すれば米国の民間企業で最大級の森林を保有する企業が誕生する。
ウェアーハウザーによると、プラムを買収することで米国最大級の林業企業となることで規模のメリットが生まれ、年間1億ドルの統合効果が出るという。
プラムの株主は、プラム株1株あたりウェアーハウザー株1.6株を受け取る。ウェアーハウザーは買収完了後に25億ドルの自社株買いも行う。統合時期は2016年1~3月期の終わりか、4~6月期のはじめを見込む。