原油や金属といった国際商品相場に再び下落圧力が再燃してきた。商品市場全体の値動きを示すロイター・コアコモディティーCRB指数は13日184.77となり、2002年12月以来、13年ぶりの安値をつけた。米国の年内利上げ観測や中国景気の不透明感を背景に、投資資金が商品市場から引きあげている。
商品相場は8月下旬に安値をつけた後、資源会社の減産表明もあり一度下げ止まっていた。ただここにきて米国の年内利上げ観測から為替の米ドル高が進展。国際商品は米ドル建てで取引されるため為替市場でドル高が進むと、ドル以外の通貨保有者にとって割高になるため、売られやすくなる。