1日午前10時10分ごろ、横浜市磯子区の市立山王台小学校で、重さ約300キロのステンレス製防煙シャッターが落下、6年の女子児童(12)が挟まれた。市教育委員会によると、背中を強く打って病院に搬送された。搬送時に意識はあった。神奈川県警磯子署が詳しい状況を調べている。
市教委によると、シャッターは幅約3.1メートル、高さ約2.6メートルで、巻き上げるワイヤが切れていた。年2回の定期点検をしており、9月の点検で異常はなかった。
女子児童は火災を想定した避難訓練の終了後、校庭から4階の教室に戻る途中だった。別のシャッターが階段の1階部分をふさいでいたため、教諭が上げる作業をしていて、女子児童は他の児童らと一緒に作業が終わるのを待っていた。落下したのは、教諭が作業していたシャッターの隣に設置されていたものだった。
市教委南部学校教育事務所の村岡靖指導主事室長は「調査結果を踏まえて、再発防止のためにシャッターの取り扱いや安全確認を徹底していきたい」と話した。〔共同〕