【ワシントン=川合智之】米ペンシルベニア州フィラデルフィアのモスク(イスラム教礼拝所)の入り口付近で7日に切断された豚の頭部が見つかり、米捜査当局は8日、豚を不浄とみるイスラム教徒への憎悪犯罪(ヘイトクライム)の可能性があるとみて捜査を始めた。現場付近の監視カメラには、6日夜にモスクの前を赤いトラックが通り、何らかの物体を投げる映像が撮影されていたという。米メディアが報じた。
容疑者が過激派組織「イスラム国」(IS)に忠誠を誓っていたとされる米カリフォルニア州の銃乱射事件の影響との見方が出ている。