【パリ=共同】パリ同時多発テロ後、非常事態が宣言されたフランス全土で6日に行われた地域圏議会選挙の第1回投票で、国営テレビ、フランス2は同日夜、出口調査結果として、極右、国民戦線(FN)が本土の13地域圏のうち、6地域圏で首位に立ち躍進する見通しだと伝えた。
オランド大統領の与党、社会党が得票率1位になるのは3地域圏にとどまり、惨敗の見込みとしている。同時テロを受け、国民の不安が高まった影響とみられる。
サルコジ前大統領の共和党を中心とする右派は、4地域圏で首位となる見通し。民放テレビによると、全ての地域圏で得票率が50%を超えた政党はなく、13日に第2回投票が実施される。