韓国出身の女子プロゴルファー、李知姫(イ・チヒ)選手(36)が大阪国税局の税務調査を受け、2013年まで5年間で約3億円の申告漏れを指摘されていたことが9日、関係者への取材で分かった。所得は全て韓国で申告していたが、日本を主な活動拠点としており、日本で納税義務があると判断されたもよう。無申告加算税を含む追徴税額は約2千万円。
日本国内の居住者は国籍に関係なく、国内外で得た全ての所得を日本で申告する義務があり、国外で支払った税金がある場合は差し引いて納税することになっている。
日本女子プロゴルフ協会のホームページによると、李選手は00年に日本のプロテストに合格。日本ツアー通算19勝を挙げ、15年度の獲得賞金は5位の約1億円。