塩野義製薬は9日、米系製薬会社、ムンディファーマと殺菌消毒薬「イソジン」の日本での独占販売契約を結んだと発表した。塩野義がうがい薬などの一般用医薬品を2016年春から販売する。ムンディファーマはこれまでイソジンの販売でMeiji Seikaファルマと提携していた。
イソジンは殺菌成分を含むうがい薬や手指の消毒薬などのブランド名。現在、日本ではMeiji Seikaファルマが販売している。同社との契約終了に伴い、イソジンの製造販売権はムンディに移管。改めて塩野義と契約することになった。
塩野義はまずうがい薬などの一般用医薬品を子会社を通じて販売する。医療用医薬品についても販売提携で基本合意している。