「餃子の王将」を展開する王将フードサービス(京都市山科区)の社長だった大東隆行さん(当時72)が射殺された事件は19日で2年となり、現場で京都府警の坂井孝行本部長ら捜査幹部が黙とうし、事件の早期解決を誓った。
この後、坂井本部長は捜査本部が置かれた山科署を訪れ、捜査員約40人に「凶悪かつ悪質極まりない事件だ。早期の事件解決に向け、いっそうの努力をお願いする」と訓示した。
本社前では午前8時ごろ、渡辺直人社長が大東さんの日課だった朝の掃除を社員と行った。「この日を迎えると大東社長を思い出す。心の中にいて『頑張らんかい』と言っている気がする。一日も早く解決してほしい」と声を詰まらせた。
事件は2013年12月19日午前5時45分ごろ発生。出勤した大東さんが、駐車場で車を降りた直後に腹や胸などを拳銃で撃たれ死亡した。