クリスマスイブの24日、世界各地でキリスト教のミサなどが開かれた。
11月の同時テロで多数の死傷者が出たパリではノートルダム寺院などに多くの治安要員が配置され、「花の都」は重苦しい雰囲気に包まれた。
キリスト生誕の地とされるヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ベツレヘムにある聖カテリナ教会では25日にかけ恒例のミサがあった。西岸などでは9月以降、パレスチナ人とイスラエル人の衝突などが続き、その影響で教会を訪問する人も例年より少なかったようだ。
ローマ法王フランシスコはバチカンのサンピエトロ大聖堂でのミサで、消費や快楽を追い求める社会の風潮をいさめた。テロや紛争の頻発、地球温暖化に警鐘を鳴らしたと受け止められている。