タカタ製エアバッグの欠陥問題で、マツダは25日、乗用車「アテンザ」2万4659台(2002年5月~05年5月生産)の追加リコールを国土交通省に届けた。同省の集計によると、この問題で国内でのリコール台数は、延べ約1173万台となった。
国交省によると、米国でのタカタの調査で今年8~11月、03年製「マツダ6(アテンザの海外名)」の助手席用エアバッグの展開実験をしたところ、ガス発生装置が破裂し、金属片が飛び散る事例が2件確認された。
異常破裂の原因は不明だが、マツダは同タイプの装置を搭載したアテンザで、リコールしていなかった全車両の追加リコールを決めた。
無償で装置を新品に交換するが、大規模リコールで部品が不足しており、入手できない場合は改修までエアバッグが作動しないようにする。〔共同〕