2016年は1月4日が仕事始めとなる企業や団体も多い。年末年始の休み期間が例年より短めで、近場で過ごす人も少なくないだろう。埼玉県内のレジャー施設や商業施設では来年1月に入り、来年の干支(えと)の申(さる)にちなんだイベントや、初売りに合わせた催事が行われる。各施設は近場で過ごす人の集客に期待している。
狭山市の智光山公園こども動物園では、入浴するニホンザルを観察できる
動物園ではサルが主役のイベントが目白押し。
智光山公園こども動物園(狭山市)では新年の営業開始日の1月2日、ヒツジからサルにえとを引き継ぐイベントを開く。土日祝日や奇数日には温泉に入るニホンザルを観察できる「サル山温泉」も実施している。
東武動物公園(宮代町)は今月27日までリスザルとの記念撮影ブースを設置する。1月2~11日の週末と祝日には先着20組限定で白地に金色の模様が入ったニシキヘビと撮影できる。「幸運や金運に縁起の良い白いヘビとの撮影を楽しんでもらいたい」と同園。
埼玉県こども動物自然公園(東松山市)は来年1月2日、えとの引き継ぎ式を行う。前年のヒツジが「ひきつぎしょう」と書かれた紙をサルに渡す。園内にはニホンザルがいないため、今回は着ぐるみで対応する。16年の初営業となる同日は先着500人にサルのピンバッジも贈呈する。
商業施設や博物館は新年の初営業の盛り上げに力を入れる。
そごう大宮店(さいたま市)は元日、午前10時の開店時にスタッフが七福神にふんして出迎えるほか、餅つきも実施し正月気分を盛り上げる。2日には地元団体の和楽器の演奏会、3日には周辺の高校生による和太鼓演奏もある。福袋では、関東鉄道常総線の水海道車両基地(茨城県常総市)での車両の体験運転(8000円)を販売するなど「鉄道のまち」にちなんだ商品も用意する。
鉄道博物館(さいたま市)は2日から開業。初詣乗車券やえとをモチーフにした切符など所蔵品を公開し、展示エリアの車両にはしめ縄など正月飾りを施す。博物館のオリジナルグッズが当たるビンゴ大会なども開く。