家庭用エアコンをつくるダイキン工業の滋賀製作所。7月は休日返上で生産するという=8日、滋賀県草津市、新宅あゆみ撮影
家庭用エアコンをつくる各社が増産対応に追われている。今年は記録的猛暑となった2010年のような暑い夏になるとの予想もあり、足もとの販売が好調だ。各社とも工場の休みを返上するなどして生産台数を引き上げている。
国内2位のダイキン工業の滋賀製作所(滋賀県草津市)。8日、工場では部品を運ぶ運搬車が行き交う中、従業員らが手早い作業でエアコンの部品を加工し、組み立てていった。
7月に入ってからの生産台数は前年実績の1・5倍。月内は休みを急きょ返上して増産する。7月の出荷台数は平年より2割多い28万台に増やす。神野仁志執行役員は「増産で人の手配がままならない。公休も出勤してもらって生産量を稼ぐ」と話す。
業界では「熱帯夜が3日続くと…