大阪府門真市舟田町のマンションの一室で切断された遺体が見つかり、大阪府警門真署は29日、この部屋に住む自称イラストレーター、森島輝実容疑者(29)を死体損壊と死体遺棄の疑いで逮捕した。同容疑者の知人で同市のパート従業員の女性(25)が行方不明になっており、同署は遺体がこの女性の可能性があるとみて身元確認を急ぐとともに、死亡した経緯を調べている。
同署によると、森島容疑者は「私の部屋には頭蓋骨があるが、今は話したくない」などと供述している。室内からはのこぎりが見つかった。
逮捕容疑は12月下旬、自宅マンションの室内で遺体を損壊し、遺棄した疑い。
松山市に住む女性の父親から25日、「24日から娘がいなくなった、と娘の友達から聞いた」と同署に相談があった。同署の調べで、森島容疑者が25日午後、女性の口座から現金十数万円を引き出していたことが判明。29日に窃盗容疑で森島容疑者の自宅へ捜索に入り、遺体を発見した。
捜索に先立ち女性の所在を尋ねた際、森島容疑者は「24日に自宅で女性とクリスマスパーティーの準備をしていたが、部屋を空けている間にいなくなった。現金の引き出しは女性に頼まれた」と話していたという。