東京都新宿区歌舞伎町の「ホテルまつき」で宿泊客とみられる女性が死亡した火災で、警視庁新宿署は9日、1階フロントの神棚にあったろうそくが出火元の可能性が高いと明らかにした。同署は業務上過失致死などの容疑を視野に調べる。
同署によると、フロント業務をしていたオーナーの妻(75)は「ろうそくに火を付けた後、火災報知機が鳴り、火が燃え広がっていた」と話しているという。
死亡したのは都内在住の60代女性とみられ、同署は身元確認を急いでいる。火災は7日午後6時半ごろ発生し、ホテルの1~3階の計100平方メートルを焼き、2階にいた女性の死亡が確認された。