12日午前11時ごろ、仙台市宮城野区のJR仙石線榴ケ岡駅に、石巻発あおば通行き普通列車(4両編成、乗客約350人)が到着した際、男性車掌が駅名を一つ先の「仙台」と間違えて車内放送した。仙台駅で降りる予定だった乗客6人が誤って降車してしまい、15分後の後続列車に乗って仙台に向かった。
JR東日本によると、車掌は勤務歴30年以上のベテランで「うっかり勘違いした」と釈明。榴ケ岡、仙台ともに地下駅で、2014年9月にも別の車掌が榴ケ岡を「仙台」と誤放送する全く同じトラブルがあった。JRは「社員への指導を徹底したい」としている。
車掌が手持ちの業務用時刻表で次の駅名を確認してからアナウンスする手順だが、勘違いを防止する仕組みにはなっていないという。〔共同〕